3番目の訪問先は、「Educational Lyceum No177」。
ハイレベルな学校として教育評価は高い。義務教育だけでなく、多方面における能力向上の為の教育環境が充実整備されているとの事。
中小高1年生から11年生までの生徒数約1610人に対し、100人以上の教師と補助サポーターは約50人程、徹底した教育システム体制が伺える。
次の案内先はコンサートホール。素敵な衣装を身にまとった生徒たちが、歓迎の踊りを我々へ披露。最初はタタールの民族舞踊、次の出し物は、なんと「桜」の踊り。愛くるしい生徒たちの、うっとりするほどの流れるような素晴らしいしぐさ、動作に感激。
このホールは500人収容で設備もかなり充実した施設。
歴史資料室を見学し、室内温水プールで球技中の子供たちの元気な声を聞きながら体育館へと移動。体操、空手に励む子供たちの姿を後に、化学や物理の実験室、研究室へ。ハイレベルな研究科目、例えば化学科では、環境問題・髪の研究・人間の病気に関する研究に取り組む。もちろん、IT技術のレベルもかなり高い。
当日は、ロシアマリンのスペシャルdayとのことで、マリン服着用の生徒たちの規律正しい立ち居振る舞いに感動。
生徒達の学習態度が良く、教師のレベルが高い。基礎教育に加え、合気道・空手・体操で心身を鍛え、またシューティング訓練授業も受けられるとのこと。報道室・熱帯植物栽培室も完備され、学力・体力・人間力向上の徹底教育環境が整う。
視察総括としての印象だが、ロシアでは日本の武士道精神への高い評価、心技体をモットーに、礼儀礼節、特に先生への尊敬は以前の日本そのもの。