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「島津忠義公とニコライ皇太子の深い友情の絆に触れる」として、3日目(27日)の午前中は、今、世界文化遺産登録で大人気の「仙巌園」取材となりました。
午前8時に事務局集合。取材クルー宿泊先まで移動し、午前9時前に現地到着となりました。今年7月実施の「ロシア視察」に同行した薩摩サムライのお一人、IBS外語学院南徹学院長も参加協力となり心強い限り。

時折、小雨ぱらつく曇り空ではありましたが、仙巌園関係者、学芸員さんのご協力の下、まずはじっくりの散策タイム。貴重な資料が保存されている「尚古集成館」の館内も特別に撮影許可がおり、地元メディア関係者共々、歴史の重さ漂う中、時代の変遷、島津家の概要について熱心な撮影タイムとなりました。

その後は、仙巌園の素晴らしい庭園を巡り、ニコライ皇太子来鹿時の現存する写真を基に、当時の構図に添っての撮影が始まりました。当時、フロックコートを着た忠義公が門内で出迎え、その背後には鎧、甲に太刀を腰にした武士装束の者が 200人ほど控えていて一斉に頭を下げ、皇太子を驚かせたことや、200 人ほどの武士装束の侍踊りや犬追物の催しなどが披露されたこと等の記述が残っております。

感慨深げに庭園の撮影を終え、御殿座敷の撮影となりましたが、一般のお客様もいらっしゃるとのことで、夕方5時半からの特別撮影となりました。

そこで私共一行は、午後からの取材地、「蒲生郷太鼓坊主」演奏会開催予定の姶良市蒲生町方面へと移動。当初、「蒲生八幡神社境内 日本一の巨木大楠の下」でのダイナミック演奏を予定しておりましたが、少々天気が危ぶまれ、内村秀喜会主とのやり取りで隣接の「蒲生ふるさと交流館」での開催に変更。
時間的余裕に恵まれた私達は、蒲生町の人気の物産館「くすくす館」にて休憩タイム。地元ならではの食材など、セルゲイさん達にもとっても喜んでいただけました。

すぐ近くの「蒲生観光交流センター」から「蒲生八幡神社」に移動し、「日本一の巨木大楠」撮影タイム。大自然の、あふれんばかりのエネルギーみなぎる心地よい空間が広がっておりました。「蒲生郷大楠少年太鼓」指導者の田中久嗣氏のご案内に添って、隣の「蒲生ふるさと交流館」へと移動。既に会場は、大勢の皆さんで大賑わい。

今回は姶良市笹山義弘市長はじめ、姶良市観光大使の亀澤宣秀氏(ロシア視察時の七人の薩摩侍のお一人)のお取り計らいで、姶良市関係者も蜘蛛合戦でおなじみの侍装束に陣羽織着用の出で立ちで参集して下さる等、太鼓チームと見物客のサポート対応など配慮して下さり、大助かり。

まずは赤堀代表とセルゲイ氏、アレクセイ氏を内村会主にご紹介し、姶良市関係者の皆さんとのご挨拶。子ども達による「蒲生郷大楠少年太鼓」の元気いっぱいの演奏が始まりました。大人顔負けのバチさばき。思わず手拍子で応援していました。

そして、いよいよ「蒲生郷太鼓坊主」の皆さんによる力強い、本格的演奏開始!!
「県内でもトップレベル」と評判通りの迫力満点、パワー全開の素晴らしい演奏となりました。ロシア取材クルーも、感激の渦に巻き込まれ、雨の上がった野外ステージでの演奏もリクエスト。息の合ったチーム力での迅速な対応で、エネルギッシュな鼓動が空高く広がり、感激頂点に!!

後ろ髪惹かれる思いで蒲生町を後にして鹿児島市内に戻り、私達一行は、「公益財団法人示現流東郷財団の示現流兵法所」を訪問。
示現流東郷財団理事・事務局長の有村博康氏より、示現流兵法剣術の説明をしていただきました。代々薩摩藩主に重用され、門外不出の兵法として薩摩の武士たちの精神的支柱となってきたといわれるだけに、薩摩武士道の精神が伝わってきました。繁華街の中心部にあり、切磋琢磨しながら心身の修行に励む場所が、こんなにも身近にあることに驚かされました。

それから仙巌園に引き返し、「御殿座敷」内の「島津忠義公とニコライ皇太子の謁見の間」の撮影開始。
当時の文献によると、「広間で藩政時代の日本料理のもてなしがあった。侍踊りや犬追物と対照的な武家子女の給仕の優雅さに、皇太子は感嘆している様子であった。」との記述。
余程感動を覚えたのか、照明の調整、微妙な陰影を様々な角度から確認しながら撮影すること約2時間半。納得の映像撮影ができたようで、二人に笑顔が戻りやっと撮影終了となりました。
彼らの徹底的にこだわりぬく撮影の手法には、ベストを追求し、より良い映像を探求する強い信念が感じられ、好感が持てました。
3日間、行動を共にし、多くのことを学べた3日間ともなりました。また、多くの素敵な人々との出会いにも恵まれ、温かな「薩摩の心」に触れた思い。感動と感激多しの3日間でした。