「ダイヤモンド庫」を出て、「クレムリン大宮殿」へと案内して下さり、感激新たに!!

今年7月に初めて見学して以来、2度目の訪問。詳細な説明をじっくりお伺いすることができ、余裕をもっての見学タイムとなりました。

まずは、「ファセットの宮殿」での入念な説明がありました。ロシアの主宴会レセプションホール。真ん中にある大きな柱が、伝統的なロシアの建築スタイルで、圧巻。柱に施されているのは、鹿、ペリカン、蛇とライオンなどのゴールドのシンボル。王様の権威の象徴として、外国の大使たちへの威厳を示すもので、祀りや宴のための部屋だったようです。

それから17Cの間、石造りの間へと移動し、王様のプライベイトルームへと案内されました。格調高い家具に歴史の重さが感じられます。

そして、国家行事に使用された大ホールのある2階へ。ここには、ロシア帝国の主要な勲章にちなんで、エカテリーナの間、ウラジーミルの間、ゲオルギーの間、聖アンドレイの間があり、豪華絢爛の栄華を極めた作りですが、破壊と再建の重い歴史もあるようです。

一階には、王様の家族がモスクワにいる時だけ使用したといわれる部屋7室が続いています。各部屋ごとにカラー・内装が統一され、伝統と当時の流行が偲ばれます。

パイナップルの装飾がシンボルのゲストルーム。釘無、接着剤無しの自然の素材を活かした豪華な家具がおかれたレッドルーム。ピンクカラーの部屋は、孔雀石の暖炉が美しい女帝の部屋。そして、奥の爽やかブルーの部屋が寝室と、王様家族の日常が垣間見えるようです。

今回案内して下さったのは、歴史学者でもある素敵な女性ガイド。撮影禁止箇所のコーナーもじっくり見学でき、歴史と伝統にまつわる秘話もお話し下さり、感激大の大宮殿散策となりました。