モスクワ滞在一日目は、クレムリン見学から始まりました。午前10時半、財団担当と日本語通訳と共に財団手配の車にてホテル出発。

GATEにて厳重なセキュリティチェックをクリアし、クレムリン宮殿の中へ。

まず最初に、「クレムリン武器庫」に併設された「ダイヤモンド庫」に案内されました。ロマノフ王朝の粋を極めた宝石保管庫とのこと。世界最高級の宝石展示コーナーのようです。

ここでは、撮影はもちろん、メモとりも禁止。クロークにほぼ全ての荷物を預けての入室。入口と出口が同時に開くことは無く、徹底したチェック体制が敷かれています。

やや薄暗い空間に、眩いばかりの宝石が所狭しと展示され、黄金の輝きを放っています。発掘されたままの自然の状態の多数の金塊やプラチナ塊が目前に迫ってくるようです。「世界最大のプラチナコレクション」コーナーから「ダイヤモンド」物語コーナーと、その輝きに圧倒されて絶句。エメラルド、ルビー、サファイア、琥珀 、 真珠とそれぞれの宝石の耀きのパワーに引き込まれるほど。

そして、贅沢の限りを尽くした「ロマノフ王朝」の装飾品の数々の説明を受け、その見事さに感嘆の声。素晴らしすぎるゴージャスな空間。これらは全て王朝というより、ロシア国家の財産との説明に、ロシア国家の圧倒的な権力、力を思い知らされた気がします。