年度末の慌ただしい時期の最中、ヤクーシェフ氏の鹿児島市表敬訪問のご意向に対し、鹿児島市では快く歓迎していただき、3月25日午後に表敬訪問させていただきました。

会議室では、松永範芳総務局長、有村市長室長他、国際交流担当の皆様が、温かくお出迎え下さり、有意義な交流タイムとなりました。

冒頭、ヤクーシェフ氏より、「薩摩とロシアの史実に基づいた交流活動を進めていきましょう。」との財団理事長、ヤクーニン氏のご意向が伝えられました。

「昨年7月、薩露交流促進協議会より7人の薩摩サムライがエカテリンブルグの十字行に参加されたことは、エカテリンブルグ市だけでなく、ロシア中に大きな影響を与えました。

私共財団としても、日本からのご一行が来られることに対し、大変な準備をしてお迎えしました。国営TVをはじめ多くのメディアで全国的に放映され、ニコライ皇太子と島津忠義公の友情物語にロシア国民も大きく感動。ロシアには多くの日本企業が存在しますが、薩摩・鹿児島からは初めてでした。」とお話が続きます。

「私達は隣人ですので、それらの史実を大切に、交流を深めていきたいと思います。ニコライ2世が、かつて鹿児島を訪ねたということが、大きな可能性を秘めています。」と熱い口調。

松永総務局長より、「いろんな意味で、ロシアとの交流が少しずつでも大きくなっていくことを期待いたします。薩摩のいいところを感じていただいて、薩摩の心意気を感じ、ロシア側にお伝え下さい。」とのご挨拶。

最後に記念品も授与していただき、固い握手を交わしていらっしゃいました。

表敬訪問実現には、関係者の方々の温かいご協力がありました。